ニュース
MENU
岐阜県にて、トマトを中心に、水稲や特産農作物を生産している。社員8名、パート若干名。2年前、法人化したのに伴い加工場を併設。フレッシュジュースの製造・販売も行っている。女性経営者として、女性ならではの商品作りや取り組みが際立つ。
やっぱり女性目線での経営でしょうか。農業において女性経営者は特に珍しいですからね。あとは、法人農家としてのやりくりに気を付けています。職業として農業は成り立ちにくいんです。
家族で代々土地を継いでやるならまだしも、新しく農業をやろうと思えば初期投資も大きいし、安定した収入を得ることは簡単じゃないですよね。特にここでは冬は雪がすごくて農閑期になってしまうので、7・8・9・10月しか収入がないんです。
法人農家では、収入のない時期にも当然従業員にお給料を出さなくてはいけないので、年間通じて収入が得られるようにと工夫しています。
加工場を併設しているので、そこで自分の畑で収穫したトマトをジュースにして販売しています。他にも、りんご農家さんやにんじん農家さんと協力してジュースを作る、受託加工も行っているんですよ。
農閑期にも加工品の販売や、受託の加工代を頂くことで年間を通じて収入を得られるようにと頑張っています。
元々、管轄のJAがソリマチの農業簿記を使っていたことがきっかけで、そこから自然とパソコンを使って農業簿記で帳簿を付けるようになりました。普段は妹が打ち込みをすることが多いかな。
給料王と、農業日誌ですね。給料王では勿論従業員の給与計算を、農業日誌では販売管理機能を使って商品の在庫管理をしていますよ。
特にうちでは加工品も取り扱っているので、在庫の管理にはしっかり気を遣っていきたいんです。
部門別に生産・加工・出荷の管理が出来るのはとても役に立っています。
例えば、トマトの生産、トマトジュースへの加工、トマト・ジュースの出荷など・・・それぞれ担当者が違いますから、数字という目に見える形で管理する事で持ち回りの責任が明確にできます。それによって従業員の作業への反省、工夫のための参考になったり、モチベーションアップにつながったりすると考えています。
従業員の皆には、農業者としての成長も期待しているので、こういった個々の責任も大切に考えています。
まず、農業の楽しさ、魅力を伝えられる農家でありたいです。私は元々農家ではなかったのですが、結婚を機に農業を始めて12年は下積み・・・2年前に法人化と共に加工業を取り入れて、今でも試行錯誤しています。
でも農業はとても楽しくて素敵な職業です!だからやる気のある新規就農者を受け入れて育てていくことに力を入れているんです。若くても取締役を任せたりもするし、人別に責任を明確にすることで、将来の農業を担う人材の育成に繋がればと。
そうですね。自立支援の為の研修なんかも行っているんです。将来的にはそれぞれが「自分のやりたいことができる農業スタイル」がとれる、色んなことに挑戦ができる活発な職場にすることを目指しています。
あとはやっぱり女性ならではの視点で色んな取り組みを実現させていきたいですね。
例えば、ここに農家レストランを開きたいんです!高山ならではの特産農作物を使ったメニューなどで観光客を取り込んだり・・・。
収穫バイキングなんかもいいなって思ってるんです。自分で収穫したものなら、子供でも好き嫌いなく野菜を食べてくれたりしますし、食育にも繋がります。どうしてもレストランは子連れで行きにくいので、地元のママさん達にも来てもらえるような場所にしたいです。奥さんの雇用なんかも同時に考えているんですよ。
他にもワークショップを開いて、農業体験をして頂いたり・・・したいことは沢山あるんです!
座右の銘は「全てに意味がある」です。今までやってきたことには、嬉しかったことや楽しかったこともあれば、上手くいかずに辛かったこともありますが、全てに何らかの意味があると考えていれば、なんだかポジティブになれるんです!
寺田さん、ありがとうございました。お土産で頂いたジュースはフレッシュでとても美味しかったです!新商品や取り組みも、楽しみにしています(^-^)
▼無添加・無縁の自然な甘さの寺田農園さんのジュースは、こちらからで購入できます。
JFF Collect Store | 野菜・果物ジュース、生鮮食材、加工食品の通販 | 株式会社ジャパンフードファクトリー 名古屋